等々力好泰の放浪記

趣味の釣りや映画鑑賞、喫茶店巡りなどを綴ります。

『黒部の太陽』の黒部ダムに行ってきました

この間、釣りの穴場スポットに行ったのですが魚たちの期限が悪かったようで大漁とまではいきませんでした。でもあの場所は落ち着いて釣りができるので次回またリベンジをしてみます。

 

先日、家族で黒部ダムを見学しに行きました。黒部ダムと聞くと親父が好きで見ていた「黒部の太陽」という映画を思い出す。親父は石原裕次郎が好きでよく関連する映画を一緒に観に連れていかされました。黒部ダムに行く前に何となくDVDレンタルされていたので再度レンタルして観てみました。子供の頃、私は幼く映画の内容は全く分かりませんでした。

内容は家族愛がメインで黒部ダム建設に必要なトンネルを掘っていく物語ですが1960年代の生活風景が知れる作品だと思いました。父親が家族の為に必死に働き家族を養う姿が非常に格好良くて今更ながら感動していました。さすがに今は環境的には難しい父親像ですが何だか憧れてしまいます。

 

さて、黒部ダムの観光の話に戻します。扇沢駅まで車で向かい日本で唯一と言われる『トロリーバス』に乗り換えます。ガソリンで動くバスとは全く違う乗り心地で子供達も「未来に来たみたい」と興奮しています。静かで揺れも少なく確かに未来の乗り物ような乗り心地でした。『黒部ダム駅』に到着です。ここから子供達共に冒険の始まりような気分が味わえます。ダムへの連絡通路が雰囲気満点の洞窟のような作りです。

 

まずは展望台に向かい新展望広場特設会場で黒部ダムの歴史に触れます。ここに来ると『黒部の太陽』を観てから向かって良かったと思える位に再び感情移入ができます。当時の父親達の信念と言うか、今現代のサラリーマン達はここまでモチベーション高い人達は中々いないと思うし、私の胸にもグサグサと良い刺激で突き刺さりました。そして黒部の太陽に出ている役者さんよりも実際にここに来て、命がけで働いていた方々が格好良いと感じられます。

 

次に『ダムレストハウス』で一休み。私が小学生の時に来た以来なのであまり記憶がありませんがしっかり観光の名所になっていました。ここで『黒部ダムカレー』を家族で食べてみました。しっかりダムの様なフォルムをしております。ご飯がダム、ルーが湖という感じです。ルーが少し緑がかっていますが、これはほうれん草を入れてる為です。普通のカレーと思わせて意外に凝ってる味でビックリしました。子供用に甘口で食べやすい『お子様カレー』もありますよ。ウチの子供達は大人ぶって私達と同じカレーを食べましたが、流石に成長期です。ペロリと二人共残さず食べちゃいました。ほうれん草があまり好きでは無い下の子も全く気にならず食べていたのでおススメです。お土産は後回しにして観光へ進みます。

 

レストハウスから暫く歩くと『慰霊碑』があります。私はここの慰霊碑を見て再び感動をしました。ここでも黒部ダムに来る前に観た『黒部の太陽』で悲しい出来事を思い出し感情移入ができます。ここまで有名で大きなダムにした先代の方々のパワーを感じさせる慰霊碑です。

 

次は『ダムのえん堤』です。大迫力の放水が見られます。私達が向かった時の天候は曇りでしたので残念だったのですが、晴天だと虹が見れるそうです。子供達に「実は虹は丸いんだよ」と言う、うんちくを教えてあげたかったのですが残念です。

ダムの湖畔を走行する遊覧船『ガルべ』があります。有料ですが折角来たので乗船してみます。思えば船に乗る事が初めての為に子供達は大興奮でした。私はかなり前に海釣りの経験がありました。船酔いが酷すぎて釣りどころでは無いという記憶がありましたが、ガルべは揺れも少ないので船酔いは全くありません。後ろ立山連峰を見渡せ緑や大自然を満喫ができます。

ガルべから出て『遊歩道』を散策します。遊覧船とは違う自然を間近にゆっくりと感じられます。この遊歩道は吊り橋があったり森林浴や湧水があるので子供達には楽しむ場所満載です。意外に山道なのでそれなりの恰好をしないと後悔します。一番下の子は何故か服の端が泥んこになっていたので貴重な服などは絶対におススメできません。

 

また黒部川の上流は有名な釣りスポットです。イワナ釣りが有名で来年の6月辺りに釣りをしにまたここに来ようと思いました。

帰りついでにレストハウスに再度立ち寄り土産や『名物の木イチゴソフト』を食べて扇沢駅に戻ります。黒部ダムは修学旅行以来でしたが観光で来ると面白くて子供達にも気に入ってくれた観光スポットでした。

 

帰宅ついでに温泉へ向かいます。黒部ビューホテルの温泉は男湯に『蛇の石』があります。その石に触れると金運が上がるそうです。意外にすぐに見つける事ができたので子供達と一緒にナデナデしながら温泉で疲れをとります。長野の良い所は温泉が散らばってあるのでどこへ行っても温泉が堪能できるのが嬉しいです。

 

帰りはソースカツ丼のお店に行き食事して帰宅しました。意外にソースカツ丼は長野のB級グルメという事が知られてないんですよね。蕎麦がどうしても目立っているせいかもしれませんが、やっぱり長野と言ったらソースカツ丼でしょ。

家族旅行で久しぶりに黒部ダムにやってきましたが本当に面白かったです。長野の面白スポットや喫茶店巡りもこれからブログに上げていこうと思います。よろしくお願いします。

久しぶりのマクドナルドで食事

今日もまだまだ暑いですね!今はトンボたちが飛び回っています。久しぶりにオニヤンマを見かけた時に思わず「おぉ!」と感激してしまいました。ちょっと前までは頻繁に見た気がしますが今ではたまに見かける程度になりました。キレイな川が減ってきたのかそれとも他にキレイな川に移ってしまったのか分かりませんがどっちとも悲しい理由には当てはまります。私もただ釣りをするのでは無くゴミを見かけたらできるだけ掃除をして帰宅しようと思いました。

 

先日新潟へ釣りに行った時にハリアーに付属していたカーナビが突然調子が悪くなり後日、購入したトヨタのディーラーがいるお店でメンテナンスをしてもらいました。車の運転には何も問題ないけどカーナビはここ最近よく使うので修理をお願いしました。どうやら原因は海水が付いた手で触ったりしたから?(皆、水で手を洗っていたしキチンと手を拭いていたから問題無さそうだけど他に原因が見当たらないので可能性が高いのは海水などによる汚染?)とは言えあくまで原因不明という事で無料で交換してもらいました。こっちに落ち度があるかもしれないのに申し訳なかったです。

 

家族でお店に来ていたので子供達は店内の休憩所で遊ばせて、妻は将来自分も購入するであろう自動車候補を探していました。妻が「この車、可愛くて良さそうじゃない?」とポルテを見ていた。確かにポルテはスライドドアだしコンパクトカーとは思えない広々とした空間です。これなら私が出張等でいなくても子供や犬を連れてドライブも簡単にできそうです。妻が「凄く良いけど、今は我慢ね・・・誰かさんが新車なんて買うから」とさり気なく嫌味を言われつつ、妻が将来購入するであろう自動車探しを二人で楽しんでいました。今回気づきましたが買わないけど自動車を見に行くのが夫婦揃って好きみたいです。ただの迷惑な客ですね。

 

こうしてカーナビの交換が終わりお店を出てご飯を食べに行く事になりました。子供達に何食べたい?と聞くと「マクドナルド!」声を揃える。目的はこの前、購入して上げた妖怪ウォッチのバージョンアップをしたいからという目的です。ゲームにバージョンアップだなんてファミコン世代の私にとって考えられません。私が小さい頃、夢中になったゲームなんてスパルタンXですよ。当時のゲームは目的とか知らないのに何故かあんなに楽しんでいたのかはよく分かりません。

 

久しぶりのマクドナルドで妻が私の袖を摘まみ「見て!月見バーガーだって懐かしくない?」と言う。私も「うわっ・・・懐かしいなぁ~」と反応する。実は二人にとって月見バーガーに特別な思い出がある。まだ結婚をしてない頃で同棲を始めたばかりの二人。引っ越しの荷物を整理したり収納スペースにしまったりと作業中。私が「腹減った~」と呟くと妻は「何か買ってくるよ」と財布を持って買い物しに行きました。そして妻が買ってきたのは月見バーガーセットでした。当時の私はかなりの健康オタクだった為「これ、食えない」と言うと妻が大激怒。当時暮らしていたアパートは周辺には何もなく妻も初めて歩く土地で、時間や苦労をかけてようやく見つけたのがマクドナルドでそのような経緯を知らずに私は心無い一言をズバっと妻に言ってしまったのです。その後、妻は別室で一人月見バーガーを食べて二人無言で作業をする。

私は我慢できずに空腹を満たすために月見バーガーに手を出す。すっかり冷めてしまったが一口食べて「・・・美味い」と言葉を漏らすと妻が「ぷっ・・・」と笑った。おかげで仲直りと二人で暮らす為に不要な過剰健康オタクを改めました。

 

こうして家族みんなで月見バーガーを頬張りながら子供達は妖怪ウォッチの話、私達は当時の思い出話を振り返っていた。私は「でも、月見バーガーだから今こうして結婚したのかもね」と言うと妻が「なんで?」と返すと「いや、食べた事があるハンバーガーだと仲直りできなかったかもしれないじゃん」と言うと妻は笑いながら「そうね、私達は月見バーガーで結ばれたのかもね」と二人で笑っていました。

 

食事が終わり時間もあったので何となく温泉に行こうと話になりドライブを兼ねて温泉にやってきました。すると以前川釣りで会ったおじさん達に遭遇しました。私はチャンス!と思い周辺の穴場スポットを聞き出したり最近の釣り事情を聞き出しました。以前は車が無く連れて行ってもらう感じでしたが自動車を手に入れた私は場所の選択権があると言っても過言では無く、しかも誰も知らないレア穴場スポットを知っているだけで会社の釣り仲間達から「等々力、お前良い所知ってんな!」「やっぱ等々力さんは凄いっす。他の先輩達とは違いますよ!」等々、社内だけでなく釣り仲間としての株が上がります。

穴場スポットと言う事で場所名は伏せておきますが、レアな場所を仕入れることが出来ました。さすがベテランの貫禄がある釣り師のおじさん達です。普段あまり足を伸ばさないような所も行くようです。早速今度行ってみようと思います。

初めて見て、感じた事・・・

天気も良くなり外で過ごすと気持ちが良いですね!風邪を引いた我が子もすっかり元気になって登校していました。

 

私が務める会社の代表取締役はほとんど都心や海外で仕事をしているらしく意外と謎に多き人物です。そして私も2回程しか面識がなくいっつも忙しくしているのですが、会議等の挨拶は一人、一人握手をして挨拶してくれる方で意外と好評な方です。ある日、その代表取締役が乗っている車を私と同僚が発見したのです。

 

ど派手な真っ赤なボディ・・・私は間近で見たのは初めてかもしれないそうフェラーリです。私も新車を購入しましたが1週間もしない内に雨などで泥がつき汚れていたのにこのフェラーリは「昨日買った?」って思うほど手入れが完璧。どうしたらこんなにキレイに乗れるの?そもそも質が高い車は汚れない訳?等と同僚が話していたら代表取締役が現れた。

 

私達は背筋がピンとなり挨拶をすると「あぁ、大丈夫だよ目立つから目が行っちゃうよね。プライベート用の車なんだよ。大分年季が入ってるけどやっぱり良い車だよ」と話しかけてくれました。「そうなんですね、でも凄くキレイで新車かと思いました」というと「そうかい?ありがとう。いつも手入れを頼む店に定期的に行ってるからね。汚いフェラーリは情けないからさ」私と同僚は「はぁ・・・」っと遠い世界が見えたような目線でいると「いや、本当に良い車だけど今でもお金が飛んでいくのは確かだよ。購入した理由が私のラッキーカラーが赤だという理由で購入をしたのだけれど、そろそろ売ろうかと思ってるくらいだからね。次はベンツとか控えめな高級車にしようかと思っている。良いディーラいたら教えて」それを聞いて私達はフェラーリだけでなくセレブという人に初めて出会いました。

 

「これからも頼んだよ」とフェラーリの扉を恰好良く上げて会社を出て行く代表取締役に唖然としながら見送る私と同僚。「生きている世界が違う」と思った瞬間でした。

 

上司と一緒になる事がありその事を話すと「そうなんだ、私もあまりよく知らないけど凄い人なのは確かだよ。噂だけど5ヶ国語も話すらしいし仕事で海外へ飛び回って休日が全く無いらしいし、私達と別次元の存在だと思うのは当然だと思うよ。ある意味少し話せただけでも奇跡だよそれ」と言ってました。

ビル・ゲイツの「人生は公平じゃない、それに慣れよ」と言う意味を実感した瞬間でもありました。そして上司は「でも、若い頃に事業か何かに失敗してどん底まで落ちた事があると話していたよ」今のその仕事ぶりも諦めなかった努力の積み重ねの結果なのかなと感じました。

木曽へ家族旅行へ行ってきました

台風が近づいていますね。こういう時に限って家の消耗品が無くなるので今日は前準備でトイレットペーパーやティッシュ等を購入して帰ろうと思います。

先日は微妙な天候の中、家族で木曽へ旅行に行ってきました。恥ずかしながら木曽へは旅行に初めていきました。長野の木曽は知っている方も多いと思いますがヒノキで有名です。そんな木曽の香りとマイナスイオンを満喫ができたらと思い向かいました。

本当は旅館等に泊まり温泉やご飯も満喫したかったのですが、等々力家の新車を購入してしまった財政難と子犬の竜馬がいるので日帰りですw

 

「赤沢自然休養林」に森林浴です。この赤沢自然休養林は日本三大美林の一つと言われ森林浴発祥の地です。ヒノキと渓流と夏の匂いが混ざって心身ともに癒されます。また森林の中は涼しくて快適です。また「木曽森林鉄道記念館」で電車に乗りながら森林浴も子供達が喜ぶのでおススメです。

 

森林浴を堪能した後は「寝覚の床」へ向かいました。こちらは絶景ですが足場が岩になるのでサンダルは控えた方が良いです。浦島太郎が玉手箱を開けた地(すいません、あまり詳しく調べてないので間違えているかも・・・。)らしいです。昔の旅人達もこの景色を見て私達と同じ絶景という感動をしていたのかもしれませんね。

 

帰る前に日帰り温泉に浸かります。泊まる事はできないけれど日帰り温泉なら気分を味わえます。やはりヒノキの浴槽は癒されます。ヒノキの香りにはストレス温和や疲労回復があります。

 

こうして等々力家は日帰り木曽旅行を堪能しました。初めての木曽を旅行しましたがおススメです。また大自然も沢山あり子供達も住みやすい場所のような気がします。長野に住んでいながら意外と知らない事が多いので今回の旅行で長野を回っていきたいなと思いました。地元なのに良い所を知らない事はもったいないです。

 

後輩の車選び

デカい台風が近づいてるみたいですね。会社に出勤した時にどうしてもズボンの裾等がびしょ濡れになってしまい、不快な気持ちで仕事を始めるのがいまだに馴れません。

 

職場の釣り仲間である後輩に「等々力さん、新車買ったんですって?」と聞かれ自慢げに「トヨタハリアー」と言うと後輩が「先輩、僕も新車とは言いませんが、中古車で釣り行く用の良い車を探してるんですよ。一緒に車を見に行ってくれませんか?僕はどうしても店員さんの推しに弱いんでお願いします!」と頼んできました。後輩がそこまで言うなら先輩として断る訳には行きません。

休日に子供達を連れて後輩と車を見に行きます。何故子供を連れて行くかと言うと近くに遊べる広い公園や涼める店内があるので便利。後輩は隣で細い目をしながら私を見ていますが誰もタダで見に行ってやるとは言ってないので、今日一日子供達の面倒を一緒に見てくれるそうです。

店内に到着後、後輩は「(他の先輩に)日産のキューブやホンダのNBOXを勧められていたので、始めはそこからいきましょう!」と巡る計画をたてているようです。普段会議やミーティングでは毎度上司から「段取りが悪い!」と怒られているのにこういうのはキチンとしてるんだと思いながら見て回ります。

最初のキューブを見ている後輩、店員さんに色んな説明を受けていたら突然「じゃあ、これで」と言い始めたので空かさず「ちょっと待て!NBOXも見るんだろ?」と言うと「あぁ、そうでした」と店員さんもコイツ大丈夫か?という表情でNBOXに案内される。

NBOXを見ている後輩でしたが、その隣にあるトヨタプロボックスワゴンが気になり始める。店員さんもさすがに接客に困り呆然と立ち尽くす中、私も先輩として頭を抱えた。そして店内に入って15分足らずで後輩が再度「じゃあ、これで」さすがに私は「金額見ろよ、コンビニのおにぎりじゃないんだからもっと慎重に選べよ」と一喝する。

 

この時、私は気づきました。この後輩は店員さんの推しに弱いんじゃない。後先考えずに悩む事が疎ましく感じているだけだと・・・。何故か私が内装チェックをして試乗をさせてもらい結局始め見たキューブに決まる。

 

帰りに飯を食べて帰る事になり子供達がさっきまでハンバークと言ってたのに突然「お寿司!」と言い出す。後輩が「調度この辺に美味しいお寿司屋さんあるんですよ」さっき子供達とトイレに行った時に口裏を合わせやがったと思いながら後輩に「お前さ、そう言うのを仕事とかに発揮しろよ」と告げ、寿司屋へと向かう。

良い奴なんですけどね。

昔飼っていた犬を思い出す

この間、近くの公園を通ったら虫たちが音を出していました。鈴虫やコオロギ達が秋を知らせてくれています。気が付けば秋ですよ・・・1年って早いですね。

 

私が幼い時、実家で一匹の柴犬を飼っていました。「竜馬」って名付けたのですが、完璧な名前負けでおちょっこちょいで甘えん坊、番犬なんて程遠い誰にでも懐いてしまうそんな犬でした。私の実家は両親、兄が二人います。そして末っ子に私という家庭です。竜馬は私と同じ目線でいるのか散歩に行くといつも私だけの言う事を聞かない、更に引っ張るように走り回る。だから私はいつも竜馬を見てイライラしてました。皆の言う事はちゃんと聞くのになんで私だけの言う事は聞かないの?だから竜馬嫌い!と思っていた。

 

私も成長し少しばかりか体が大きくなった時でも。相変わらず竜馬は散歩中に私を引っ張り回します。私はいつも竜馬に「竜馬なんて嫌い!」と言うと必ず伸し掛かってきて顔を舐め回す。竜馬の中では家族として私は同等として見ているのだと気づき始めた時、何となく接し方が分かってきた。兄貴に嫌がらせをされてイジケると心配して兄貴が優しくなるのと一緒で竜馬も私がイジケると素直に言う事を聞いてくれるのです。

 

そんなある日の事、散歩中の私に勢いよく車が突っ込んできました。ぶつかるスレスレで止まり私はあまりの怖さに腰が抜けてしまいました。ですが竜馬は私を庇うように前に立ち自分よりも大きな車に逃げもせず敵意剥き出しにして吠えまくる。乗っていたオジサンも竜馬の表情を見て怖がっていたのですが「君、大丈夫?ごめんね!」と必死に謝ってくれました。僕や竜馬は無傷なので「大丈夫です」と伝え、オジサンはわざわざ何かあったら大変と連絡先を教えてくれて去りました。その間ずっと私の為に前へ立ち必死に吠えてくれた竜馬の姿を見て私は嬉しかった。

 

その後、私が大学生の時に竜馬は亡くなった。幼い時はいつもイライラしていたのに、いつも私だけの言う事を聞かなかったのに私を車から守ってくれた思い出も、私がイジケるといつも顔を舐め回してくる思い出も、いつも家族の誰よりも竜馬と一緒にいた思い出が溢れてきて沢山泣いた事を今でも最近の事のように思い出します。

 

そして今、私達の元に新しい家族がやってきました。まだ赤ん坊の豆柴です。名前は子供達に決めさせようと思いましたが妖怪ウォッチやらポケモンやらの名前が多発したので結局「竜馬」になりました。この名前もどうかと思いますけどね。

良き戦友

今日も台風が吹き荒れてますね。この台風達が通り過ぎたらもう今年の夏は最後のような気がしますね。時の経過は早いとつくづく考えさせられます。

会社の同僚で新潟から通っているやつがいるんですが、私と同僚はよく地元のお土産交換をします。その中でも私は「おむすびころり」という新潟名産のお菓子が特に大好きでよく要求します。クッキーなんですが米粉を使用していて、味も数種類有り私個人的には「生姜バニラ味」が大好きです。

同僚は「雷鳥の里」をよく要求してきます。長野の有名なお菓子で飽きのこない甘さとしょっぱさがマッチしたウェハースです。同僚の家に高齢のお爺ちゃん、お婆ちゃんもいるので子供だけでなくお年寄りにもウケの良い「雷鳥の里」を要求してきます。

両者ともすぐに手に入るのですが、何故か1年以上同僚とわざわざ交換するという仲なんです。それは1年前に私とその同僚がある仕事でヘマしてしまい、二人で徹夜して仕事の支障を修復したお礼として渡したのがきっかけです。お互いの感謝から始まって今でも続く月一恒例行事になっています。

そして、その同僚とは家族ぐるみで半年に1回のペースでBBQや鍋パーティー等をします。同僚はその時必ず新潟の特産品であるコシヒカリを持ってきてくれます。私も長野名産でえのきやエリンギ等を振る舞います。

意外にこの長野と新潟で贅沢なBBQや鍋ができます。仕事の失敗から始まった仲ですがお互いに部署が変わり仕事で合う機会が少なくなっても今でもこの様な関係が続いているのが不思議です。

必ず月一で給料日の日に「等々力さん、あの時はどうも」から始まる挨拶に私はなんだかウキウキしてしまいます。人によってコミュニケーションの取り方は違うと思いますがちょっと特殊なケースですね。まさに戦友と言うべきなんでしょうか?

新潟と長野は「仲が悪い」とよく言われますが、私はこの事から良き戦友だと思います。

 

夏休み最後の過ごし方

夏休みが終わり、がっかりしている中。我が子達は早く夏休みが終わり学校に行きたくてウズウズしています。何となくですが私もそんな時があったなと思い出します。それよりかアイツ等は夏休みの宿題はやったのかな?私が子供の頃を振り返ると大抵ギリギリまでやっていない事を思い出しますので今夜聞くのがちょっと怖いです。

 

さて話は変わりますが先日は家族と同僚家族を連れて依田川に釣りに行きました。この企画は先日の登山サークルで槍ヶ岳登山に行く代わりに私の趣味である釣りに付き合うという約束で行う事になりました。

実はこの度、私は自動車を購入したばかりで同僚達にオススメしようと思っていました。トヨタハリアーです。これが釣りだけでなく登山にも非常に便利だと思います。頑張って節約して貯蓄を削ぎました。始めは妻も「なんで中古じゃないの?」「もったいない」「高い」と言っていましたが車に乗せると「凄い居心地が良い」と気に行ってくれました。今日は自慢のハリアーを同僚達にお披露目です。

同僚達が集まりますが、乗る車が本格的な登山用に適したクロカン性能なゴツイ車ばかりでハリアーが可愛く見えます。4WDに乗っている同僚が「ハリアーじゃん!良い車だよね」と褒めてくれましたが、自慢の的外れで悲しくなりました。

 

気を取り直して依田川に辿り着きます。川での釣りが初めての方もいたので登山でのへなちょこイメージを拭うチャンスです。意外にも皆センスが良くて開始10分もしない内に鮎を2匹釣り上げる方もいました。

結果は私が何とか12匹釣り上げて一番でした。子供達の前で恥をかかずに済みました。その後は妻や奥様達がバーベキューをしてくれて皆で食事をします。釣ったばかりの鮎を食れるのがまた釣りの良い所。もちろん調理してくれる妻や奥様方達に感謝です。

 

子供達も自然に囲まれて楽しく遊んでいました。(依田川の場所によっては獣除けの電気柵を使用している場所があります。お子さんと行く場合は川に近づけないようにするか、無い場所を確認して遊ぶ拠点や範囲を決めておいた方が良いです

同僚の皆も楽しんでくれたみたいで本当に良かったです。今年最後の夏休みは意外と楽しめました。

山梨県で昆虫採集

天気があまりよろしくありませんね。こういうジメジメした時期は夏バテが猛威を振るいます。我が社の代表取締役社長様のご好意でウナギ弁当が皆に振る舞われました。皆さんも夏バテには気を付けて下さい。

 

先日は夏休みを利用して我が子と会社の同僚とその子供で昆虫採集に山梨県まで自動車で向かいました。子供達の目当てはもちろんカブトムシやクワガタです。現地に到着するなり大自然が広がります。前回の槍ヶ岳登山による筋肉痛を堪えながら私は子供達の為に頑張ります。

場所はふせておきますが、昆虫採集で有名な場所なので昆虫採集を行っている家族連れがチラホラ見受けられます。その為か情報では沢山いると記載されていましたが、他の家族たちに先に越されてしまったのか出遅れてしまったようです。「お父さん、全然いないけど」という顔で私を見上げる我が子達に「森を探検しながら見つけるのが昆虫採集の楽しみ方なんだよ」と誤魔化しながら奥へと進みます。

 

一時間程探索して見つからず同僚に「等々力さん?置いてきますよ」と私は筋肉痛に耐えながら進んでいるのに理解をされず寂しい思いをしながら子供達が突然「いた!」と叫ぶ。結構な高さの樹液に集まるカブトムシ達。すると我が子が裸足になり、ひょいっと身軽に樹に登り始める。教えた事ないのに器用に登り始めていた姿に私は感動した。

 

カブトムシは結局この場所でしか見つかりませんでしたが子供達一匹ずつ全員に渡せました。帰りに温泉により同僚と話をします。「しかし、驚きました。アイツ木登りができるなんて」と私は思い出を振り返るように同僚に話をすると「確かにそうですね。でも私達も子供頃そうじゃなかったですか?自然と友達がやってる事を真似して」私は自分の幼少時代を我が子に刷り合わせるように見て当時を思い出す。今はあの頃と違うとニュースや教育現場でよく聞きます。でも変わらない事もある、私と同僚はしみじみ「良い事だね」と口を揃えて言う。

槍ヶ岳登山

山の日という事で職場の同僚達と共に槍ヶ岳に登山をしに行きました。私は本格的な登山は今回初めてです。周りの同僚達は会社内で登山サークルを作る程の経験者達です。事の発端は「折角長野に住んでいるのだからもったいない。釣りも良いけど、この時期山登りも良いものだよ」という事でいきなり槍ヶ岳登山に同行です。

上高地でキレイな川や草花が出迎えてくれます。じょじょに進むと山道になっていきます。途中「明神館」で休憩してから突き進みます。自然や緑も深くなり道も登山らしくなっていきました。暫く歩き「横尾山荘」に到着して休憩。メンバーの中に60歳の方がいます。社内で私は彼の体調をよく気を使っていましたが、この場で息切れをしてる私に「等々力くん、大丈夫かい?」と逆に気を使われてしまう。とても元気なお爺ちゃんと思っていましたがここに健康の秘訣があったようです。

ですが、私だって意地はあります。「大丈夫です。先に急ぎましょう」と私を気遣うメンバー全員に声を掛けます。内心は「もう、疲れた」と叫びたい位でした。

ここからが先へ進むと槍ヶ岳の入り口になります。槍ヶ岳方面に進むと橋や川が多く見られます。そのお陰か夏だと言うのに涼しく過ごせした。この涼しい環境なら登山は余裕かもと思っていたら案の定途中でフラフラになり私の為に休憩を挟みます。

「槍沢ロッジ」に着き食事と休憩後「馬場平キャンプ場」でテントを張り一晩泊まります。私は絶対に寝れないと思いましたが疲れ果てていた為、目を閉じた瞬間に朝4時を回り起こされます。

暫くしてようやく槍ヶ岳の槍の部分が見えました。急斜面をよじ登り「ヒュッテ大槍」で休憩。ここで日本アルプス絶景が堪能できます。この日は天気も良かったので絶景と自然を思いっきり堪能ができました。そして槍のてっぺんに着き皆が歓声を上げる中、私一人だけグッタリしていました。ですが、あの絶景は絶対に忘れません。槍ヶ岳に初登山をしてみて本当に良かったです。

家に帰宅して朝起きたら体全身に激痛が走り大変でした。